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メンズオーダー 秋冬と春夏のスーツ生地の違い

こんにちはHANABISHI八王子店です。
今回はスーツをお仕立てされる際によく疑問を頂く、一見して分かりにくい春夏と秋冬の生地の違いをご紹介致します。

オーダー頂く際に秋冬・春夏のスーツ生地と私たちスタッフは当たり前のように口にしますが、お客様の中には秋冬と春夏の生地どのように違いがあるのか分かりにくいとのお声も多く頂きます。
2つの違いについてお客様から「裏地の仕様の違いですか?」と尋ねられることがあります。春夏・秋冬の違いは全て裏地つけた総裏か背中の一部を抜いた背抜きの違いではありません。
私たちが口にする春夏と秋冬の生地は主に生地の厚さの違いのことを指します。この厚さの違いは、春夏用、秋冬用では生地の織り方が異なる為、生地の厚さに違いが出ます。
春夏の生地は一般的に5月~10月末までご着用頂ける3シーズンを指します。春夏物生地は“平織り“という織り方の生地が一般的です。平織りで織られた生地は通気性が良く軽いといった特徴がある為、春夏向きの生地向きとされます。生地を触った感触もさらっとドライな触り心地です。ウール素材以外ですと、ボタンダウンシャツの定番であるオックスフォードの生地が平織りで織られています。
秋冬の生地は一般的に11月~4月末までの生地を指します。秋冬物生地は綾織りで織られています。
綾織りは斜めに線が走ったように見えるのが特徴で、この織り方の生地は密度が高く厚手に織ることが出来るため、秋冬の生地向きの生地として扱います。生地をさわった際も滑らかな触り心地のものが多いのが特徴です。ウール以外ですと、ジーンズに用いられる織り方です。
スーツ以外の生地の印象から平織りと綾織りの生地の厚さの違いがイメージしやすいのではないでしょうか。


写真の下が秋冬物、上が春夏物のスーツ生地です。
自然光で見ると、上の生地が下と比べ透け感があり厚さの違いが判かります。
どのようにして生地を選ぶかに関しては、クールビズやテレワーク等スーツの着用される場面が以前より多様なため、正解はないとは思いますので、着用する場面や頻度などお客様のお召しになる機会に適している生地をお選び頂くのが一番かと思います。
一年を通してスーツの着用頻度が高い方であれば、春夏と秋冬を分けて複数着を着回して頂くのがおススメです。
着て頂く時期に合わせて春夏・秋冬分けてお召し頂いた方が、スーツのダメージも少なく結果としてスーツの寿命も長く着ることが出来ます。
着用の頻度が高くないお客様を中心に最近ご要望が多いオールシーズンの生地も一部取り扱いがあります。

アクアストレッチ オーダーシングルスーツ69,000円+税
こちらは綾織りで織られておりますが、生地を通常の秋冬よりも薄く織っているものです。ストレッチ機能が付いている為、着心地も良くスーツの着用の頻度が低い方でも着やすいかと思います。
店頭には、秋冬生地が続々と入荷しておりますので、ぜひ店頭でご覧になってください。
皆様のご来店をスタッフ一同、心よりお待ちしております。

HANABISHI ONLINE SHOPのご案内
過去にHANABISHIでお作りいただいたオーダースーツのデザインそのままであれば、生地・オプションを選ぶだけで2着目以降がお気軽にご注文いただけます。
お手元のスーツを基準に、ウエストなど4箇所のサイズ微調整も可能です。
また、車椅子利用者向けオーダースーツのご注文も承っております。
2着目以降のスーツをONLINE SHOPでご検討してみてはいかがでしょうか。

https://www.hanabishi-online.shop/

夏季休業のお知らせ
HANABISHI直営店舗では、下記の期間、夏季休業とさせていただきます。
2020年8月12日(水)~2020年8月16日(日)
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