こんにちは。HANABISHI静岡店です。
秋の新柄ネクタイが入荷しました。シックな色柄が多い印象ですが、その中に今シーズンもエレガントな柄の1つ「ペイズリー」柄があります。
今回はこの「ペイズリー」に注目してご紹介いたします。
誰もが一度は目にしたことのある柄なのですが、そもそもこの模様について詳しく知っている方は多くないのかもしれません。
曲線と草花をモチーフとした柄で、その優美な曲線や草花の繰り返されるリズムは人間の心理に安心感を与える効果があると考えられています。
ペイズリーの形はゾウリムシやミドリムシなどの原生動物、植物の種子・胞子・果実・花弁、ボダイジュの葉、尾を引いた生命の塊などに例えられ、生命力や霊魂と結びつけられることもあるのだそうです。
そして模様のイメージとしては、ボダイジュ、ナツメヤシ、ザクロ、ヒマラヤ山脈からの強風で曲がったイトスギなど諸説あります。ペイズリーの周辺に蔓を伸ばし、花を咲かせた構図が多く、インドやヨーロッパなどで時代の流れとともに抽象的で曲線的な文様に変化し複雑化したデザインが生み出されてきました。
歴史についても諸説あり、中東、コーカサス、中央アジア、インドを経て英国に伝わって発展し、ヨーロッパで流行したという流れがあります。
ペイズリーのパターンは主にカシミール王国で進化し、名称は19世紀ショール生産で有名になったスコットランドのペイズリー市に由来します。
歴史と伝統のあるペイズリー柄は大人のスーツスタイルに適した柄です。曲線が多い柄のため、シャツの首元の鋭角やジャケットのフロントVゾーンなどのシャープな形のなかに入ると色柄がアクセントとして存在感を発揮してくれます。
ペイズリー柄は大きさも色もさまざまなのですが、同系色ペイズリー柄も多く無地感覚で使いやすいタイプも多くあります。
同系色でまとまっているペイズリー柄は派手になり過ぎず誰にでも使いやすいと思います。遠目には無地なのでソリッドのネクタイのように何にでも合わせることが出来ます。そのうえ、全くの無地に比べてうっすらと柄が浮き出ているため趣がありオシャレです。
ネイビーやグレーのスーツに白シャツとペイズリー柄のネクタイですっきりとまとめた正統派の装いは、イギリス紳士のようで素敵です。
ネイビーのスーツにブラウンベースのペイズリー柄のネクタイを合わせるとモダンな印象になって魅力的です。
自分をアピールしたいと考えるのなら、少し色柄が強く目立つペイズリー柄を選ぶことをおすすめします。織りで柄を表現したジャカード柄は生地もしっかりしていて伝統的な印象で貫禄があります。インパクトのあるコーディネートで個性を表現してみてください。
ご紹介したペイズリー以外にもストライプ、無地（ソリッド）、小紋柄が店頭に並びました。今シーズンの装いにプラスワンしてみてはいかがでしょうか。
みなさまのご来店をスタッフ一同心よりお待ちしております。
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新たにカジュアルシャツジャケットを入荷しました。また、ネクタイの販売もしております。
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