スーツのシャツは白?青?色で変わる印象と着こなしマナーを解説

その他(豆知識)

2023.5.12

シャツの色を確認している20~30代男性

ビジネスシャツの定番色といえば「白」や「ブルー系」ですが、その他の色つきシャツもスーツのコーディネートをすてきに見せてくれます。しかし、色つきのシャツを取り入れるのは少しだけ勇気がいるものです。とくに、初めて挑戦する方にとっては何色を選べば良いか分からないでしょう。

そこで今回は、ビジネスシーンにおすすめのシャツの色、色つきシャツの与える印象、おすすめのスーツとネクタイ、シャツに関するビジネスマナーをご紹介します。ぜひ、ご参考にしてください。

ビジネスには何色のシャツが良いの?

ビジネスシーンで着用するシャツの定番色は「白」や「ブルー系」です。どのような色のスーツ・ネクタイとも合わせやすい汎用性の高さが魅力で、コーディネートに自信のない方でも安心して組み合わせられます。

ただ、最近は他の色のシャツを着用する方をよく見かけるようになりました。「ビジネスシーンに色柄のシャツは大丈夫なの?」と思う方もいるかもしれませんが、あくまでもビジネスシャツのスタンダードカラーが白や青系というだけで、色つきのシャツがタブーとされているわけではありません。目立ちすぎないものであれば、白やブルー系以外の色のシャツもバリエーションの1つとして取り入れてみるのも良いでしょう。

シャツの色別!他者に与える印象とおすすめの組み合わせ

色々な色・柄のシャツ(青、白・無地・ストライプ)

ビジネスシーンに色つきのシャツはOKといっても、何を選んだら良いか分からないという方もいるでしょう。中には、選んだ色によって自分の印象がブレてしまうことを不安に感じる方もいるかもしれません。

そこでこちらでは、シャツの色が与える印象と、それぞれに合うスーツ・ネクタイの色をご紹介します。

白いシャツ

白いシャツは清潔感があり、誠実さや爽やかさ、フレッシュさを感じさせます。きちんとした人という印象を与えるため、ビジネスパーソンにはなくてはならない1着といえるでしょう。

ネイビーやチャコールグレーなどの濃い色のスーツと相性が良く、組み合わせたときのコントラストが美しく際立ちます。ネクタイに関してもどの色とも相性が良いため、派手すぎず、スーツとの組み合わせに違和感がないなら何色を合わせても問題はないでしょう。

ただ、白はベーシックな色のため「新社会人」「冠婚葬祭」などのイメージが強く、遊びがないと感じる方もいるようです。ネクタイなどの小物で変化をつけて、自分なりの着こなしを楽しんでみてください。

ブルー系のシャツ

白いシャツと同様、ブルー系のシャツも清潔感や爽やかさがあります。ただ、白よりも堅苦しいイメージがなく、とくに明るい雰囲気のライトブルーのシャツは人懐っこい印象を与えます。

合わせるスーツは同系色のネイビーがおすすめです。統一感があり、若々しくてはつらつとした雰囲気に仕上がります。また、グレーのスーツとも相性が良く、知的で聡明な印象になるため、後輩や部下のいるビジネスパーソンにおすすめです。

ネクタイは、同系色のブルー系やネイビー、グレー系のネクタイと合わせるとクールでスタイリッシュな着こなしを楽しめます。また、おしゃれ度をアップさせたいならオレンジ系もおすすめです。

ピンク系のシャツ

ピンク系のシャツは、おしゃれ・ファッション好き・遊び心のある人などといった印象を与えます。また、優しくてやわらかな雰囲気を纏えるため、親しみやすい印象を与えたいときにもおすすめです。

ネイビーやブラウン系のスーツも合いますが、とくにグレーのスーツと相性が良く、ライトグレーにもチャコールグレーにもすっとなじみます。おしゃれ度が高い色なので、上はグレーのジャケット、下は黒のパンツといったオフィスカジュアルスタイルにもおすすめです。

ネクタイは同系色のピンク系か、ネイビーもおすすめです。ストライプなどの柄入りにすれば、よりおしゃれな着こなしを楽しめます。

なお、ピンクを選ぶ際はライトピンクやくすみピンクなどの淡い色を選びましょう。

ブラウン・ベージュ系のシャツ

ブラウン・ベージュ系のシャツは、大人っぽくて落ち着いた空気感を演出できます。アースカラーらしいナチュラルな雰囲気が魅力で、「穏やかで安心感がある人」「優しくて温もりが感じられる頼れる人」という印象を与えられます。

同系色のブラウン系のスーツはもちろん、ネイビーやグレーのスーツとも合うため、コーディネートに迷う心配はほとんどないでしょう。

ネクタイに関しては、同系色のブラウン・ベージュ系、オレンジ、ネイビー、ボルドー、グリーンと相性が良いです。トータルバランスを見ながら、色が多くなりすぎないようにコーディネートするとおしゃれな着こなしになります。

グレーのシャツ

上品で他の色とも相性が良いグレーのシャツは、ビジネスシーンで重宝します。定番のスーツカラー(黒、ネイビー、グレー)と相性が良く、どのようなコーディネートでもおしゃれな着こなしに仕上がります。ネクタイも黒やネイビー、グレーと相性が良く、他にもピンクやパープル、ボルドーなどの深みのある色もおすすめです。

黒・ネイビーのシャツ

黒やネイビーのシャツは、洗練された都会的な印象になります。濃い色なので上半身が引き締まって見えますし、ノーネクタイでもさまになるためオフィスカジュアルにも好適です。

ただし、他の色よりも重さを感じる色なので、ジャケットやボトムスはシャツよりも明るめの色を選ぶと良いでしょう。ライトグレーやベージュなどを取り入れたジャケパンスタイルはスマートなシルエットになります。

ビジネスにおけるシャツの基本マナー

シャツを着こなし仕事をしているサラリーマン男性

こちらでは、ビジネスにおけるシャツの着こなしマナーについて解説します。

ジャケットの袖から1~1.5cmほど見えるサイズを選ぶ

シャツは、腕を下ろして直立したときに「ジャケットの袖から1〜1.5cmほど見えるサイズ」が良いとされています。着こなしのアクセントになる他、ジャケットが直接肌に触れないようにすることで、汗などによる劣化を防ぐことが可能です。

ジャケットの襟の後ろから1~1.5cmほど見えるサイズを選ぶ

シャツは、「ジャケットの襟の後ろからも1〜1.5cmほど見えるサイズ」が良いとされています。シャツがちらっと見えることで、ジャケットとシャツの色のコントラストが際立ち、メリハリのある着こなしになります。また袖口と同様に、ジャケットが肌に触れないようにすることで生地の劣化を防ぐことができるのです。

柄ものはTPOに合わせて使い分ける

柄もののシャツは、TPOに合わせて使い分けることが大切です。

例えば、大ぶりなチェック柄はカジュアルな印象が強いため、重要な会議や商談にはそぐわないといえます。そういったときは、控えめで誠実な印象を与えるストライプにするなど、その場に適したシャツを選ぶようにしましょう。

襟の形は着用シーンに合わせる

襟の形に関しても、着用シーンに合わせることが大切です。シャツは襟の形で雰囲気が異なり、相手が抱くイメージにも大きく影響します。

堅実で真面目な印象を与えたいなら「レギュラーカラー」や「ワイドカラー」、おしゃれで遊び心のある人と思わせたいなら「ホリゾンタル」や「カッタウェイ」がおすすめです。

なお、ボタンダウンはカジュアルな印象が強いため、オフィスカジュアルでの着用に向いています。

シャツの襟先はジャケットの襟下に隠れるようにする

シャツの襟先は、ジャケットの襟下(ラペル)に隠れるようにしましょう。襟が大きく開くシャツは、襟先がスーツの上にかかることがあります。家を出る前には、きちんと鏡でチェックして身だしなみを整えましょう。

まとめ

ビジネスシーンでは、白やブルー系のシャツが定番として知られていますし人気があります。しかし、だからといって色つきのシャツを着てはいけないというわけではないですし、むしろ色つきシャツをバリエーションに加えれば、きっと毎日のスーツコーデが楽しくなるはずです。TPOを踏まえた上で、お気に入りの色つきシャツをコーディネートに取り入れてみてくださいね。

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西林 和之
Writer
西林 和之
株式会社花菱
2015年HANABISHIに入社。経営企画部を経て、現在はマーケティンググループ長として、販売の企画、コンテンツマーケティング等を担当。
2015年HANABISHIに入社。経営企画部を経て、現在はマーケティンググループ長として、販売の企画、コンテンツマーケティング等を担当。
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