ビジネススーツの選び方は?ふさわしいサイズ感や色、柄について解説

その他(豆知識)

2022.6.26

ビジネスパーソンにとって、スーツはビジネスシーンにおける重要なツールの一つです。スーツの着こなしや見栄えによって、清潔感がある、信頼できる、頼りになるなど他者に与える印象が異なります。相手に良い印象を持ってもらうためには、自分に似合うビジネススーツを選ぶことが大切です。

今回は、スーツ選びで重要なジャケットとパンツのサイズ感をご紹介します。ビジネススーツの色や生地、シャツ・ネクタイの選び方のポイントも解説していますので、ぜひご覧ください。

スーツ選びで最も重要なのは「サイズ感」

ビジネススーツを選ぶ上で重要なのが、サイズ感です。サイズが合っていないスーツを着ると動きが制限されたり、しわが寄ってシルエットが崩れてしまったりするため、だらしない印象になります。大事な商談や打ち合わせなどで、マイナスなイメージを与えてしまうこともあるかもしれません。

ジャケットやパンツの部位ごとのサイズ感を把握し、自分にぴったりのスーツを選ぶことが大切です。

ジャケットのサイズ

ジャケットのサイズ感は、下記の部分で確認します。

ジャケットを選ぶとき、ジャケットの肩山が自分の肩のトップの位置に合っているかを確認しましょう。また、ジャケットの肩山をつまんだとき、1cm程度のゆとりがあると良いです。

着丈

ジャケットの着丈は、ヒップが隠れる長さを目安にしましょう。総丈(背中の襟の付け根から靴を脱いだときの床までの長さ)の半分の位置にジャケットの裾がくると、ちょうど良いとされています。

細身のスーツの場合も、ヒップが半分以上は隠れるものを選びましょう。

なお、オフィスカジュアルのジャケパンスタイルも、着丈の目安は通常のビジネススーツと同様です。

ジャケットのボタンを留めたとき、胸に握りこぶしが1つ入る程度にゆとりがあるかを確認しましょう。サイズが小さいと襟が浮いて胸元のVゾーンが崩れてしまいますし、逆にサイズが大きいと生地が余ってしわができたり、横から見たときに膨らんで見えたりします。美しい着こなしになるよう、胸周りのサイズ感も忘れずにチェックしてください。

袖丈

手をおろしたとき、ジャケットの袖口からシャツが1cm〜1.5cm程度見えているかを確認しましょう。シャツがないときは、ジャケットを着て机に手をつき、手の甲に袖が少しかかるくらいの長さかどうかを確認します。袖が長いとだらしない印象になり、短いとシャツが見えすぎてしまい見栄えが悪くなるため、きちんと確認しましょう。

背中

ジャケットを着たとき、前側の見た目ばかり確認して、背中側からの見た目を疎かにしている方も少なくありません。ジャケットのサイズが小さいと肩甲骨と肩甲骨の間に横じわができ、サイズが大きいと縦にしわが入ってしまいます。背中側は他者からも見られる部分なので、ジャケットのカーブが背中に沿っているか、変にしわが入っていないかを家族や友人、店員などに確認してもらいましょう。

パンツのサイズ

パンツのサイズ感は、下記の部分で確認します。

ウエスト

ウエストは、握りこぶしが1つ入る程度のゆとりを持たせます。ベルトをしなくても下に落ちず、またパンツを着用した際にポケットが開くことがなければ、サイズは問題ありません。

ヒップ

ヒップの高い位置と、パンツの飛び出している場所が重なるパンツを選びましょう。お尻の形がわかるほど体にフィットしたパンツは、ビジネスにおいてふさわしくありません。細身のパンツが好きでも、ビジネススーツでは1サイズ大きめのものを選びましょう。

なお、ヒップのサイズを合わせてから、ウエストのサイズを合わせていくと、より自分に適したパンツを選ぶことができます。

太もも周り

パンツをはいて立ち、太ももの裏側の生地につまめるほどのゆとりがあるかを確認します。生地を引っ張らなくてもつまめるなら、太もも周りのサイズは問題ありません。

一般的なスーツの場合、ヒップのサイズが合っていれば太もも周りのサイズが大きすぎることはほとんどありません。ただ、細身のスーツはフィットするように作られているため、ヒップが合っていても太もも周りのサイズを念入りに確認することが大切です。

靴を履いたとき、かかとの上から3cm〜4cmほどにパンツの裾がくれば、後ろ側の長さは問題ありません。前側に関しては、たるみの少ないすっきりとした印象に仕上げると脚長効果でシルエットが美しくなります。一般的なビジネススーツなら、靴の前に裾がかかり少したるみが出るハーフクッションがおすすめですが、細身のスーツなら裾が靴の甲にかからないノークッションが良いでしょう。

ビジネスシーンにふさわしい色や柄は?

ビジネススーツにふさわしい色や柄は、下記のとおりです。

色|ネイビーかグレー

ビジネススーツの色は、「ネイビー」もしくは「グレー」がおすすめです。

ネイビーは清潔感があり、誠実さや堅実さが感じられる色です。どのような年代の方にもなじむ他、初対面の方に好意的な印象を抱いてもらいやすいため、1着は持っておくと良いでしょう。

グレーは、大人っぽくて落ち着きの感じられる色です。品のある色合いなので、商談や会議などにもぴったり。クールで切れ者、仕事ができるなどのイメージをつけたい方にはおすすめです。

どちらもビジネススーツでは定番の色ですが、色の濃淡によって他者に与える印象が異なります。明るめの色は、場合によってはカジュアルな雰囲気が出すぎてしまうため、濃いめのトーンを選ぶと良いでしょう。

柄|無地かストライプ

ビジネススーツの柄は、「無地」もしくは「ストライプ」がおすすめです。

会社の規定やビジネススタイルにもよりますが、一般的にビジネスにおいて派手すぎるスーツはふさわしくありません。ストライプの場合、ラインの太さや間隔でドレッシーにもカジュアルにもなるため、選ぶ際は注意しましょう。

例えば、ラインが細く間隔が狭いストライプは、繊細かつドレッシーな印象になります。逆にラインが太く、間隔が広いストライプは力強く華やかですが、カジュアルな印象に仕上がります。

どのような場で着用するのかを明確にし、それにふさわしいストライプ柄を選ぶことが大切です。

なお、ラインが薄く、遠くからだと無地に見える「シャドーストライプ」は、ふだんはもちろん商談などのかしこまった場でも重宝する柄です。さりげないおしゃれを楽しめるので、ぜひ手に取ってみてください。

生地の選び方

ビジネススーツの生地を選ぶ際は、自分の働くスタイルに合わせて選びましょう。

会議や商談、プレゼンなどで着用するなら品格重視

会議や商談、プレゼンなどに着用するスーツの生地は、品格のあるウール100%素材のものを選びましょう。ウール100%の生地で作られたスーツは、適度な光沢感があり、上品な色味が美しさをプラスします。

品格と高級感を兼ね備えたスーツを着ることで信頼できる雰囲気が高まり、発言に説得力を持たせることができるため、勝負スーツにはおすすめといえるでしょう。

外回りや出張などが多いなら機能性重視

ふだんから外回りや出張など、アクティブに動き回ることが多いビジネスパーソンには、伸縮性や防汚性、通気性などの機能性に優れた生地がおすすめです。

伸縮性があり動いてもしわになりにくいスーツなら、動きが制限されたり、窮屈さを感じたり、着疲れしたりすることも少なくなるでしょう。車の運転や、新幹線・飛行機などでの長時間の移動も安心です。

また、ウォッシャブル機能があれば自宅で気軽に洗濯ができるので、毎日の着用で汗をかいても常に清潔さを保てます。

シャツの色やネクタイの選び方

シャツの色やネクタイを選ぶ際は、下記をご参考にしてください。

シャツの色は白かサックスブルーがおすすめ

シャツの色は、白もしくは無地のサックスブルーがおすすめです。ネイビーやグレーは比較的どの色とも相性が良いですが、ビジネスにおいては派手な色や柄のシャツは好ましくありません。白やサックスブルーのように主張しない色がベストです。

ネクタイは無地のネイビーを選べば間違いなし

ネクタイ選びに迷うビジネスパーソンは多いですが、迷ったときは無地のネイビーを選びましょう。ネイビーはどのような色とも相性が良いため、ネイビーのスーツにも、グレーのスーツにも、その他の色のスーツにも合わせやすいです。

なお、変化を持たせるために柄入りがほしいという場合は、ストライプやドットを選ぶと良いでしょう。

まとめ

自分に合ったビジネススーツを選ぶためには、サイズ感の合ったものを選びましょう。体に合ったスーツを着ると着心地が良く、他者にも好印象を与えられます。スーツの色や柄、生地にも注目して選ぶと、より自分に適したスーツを選べます。オーダースーツも視野に入れながら、自分にぴったりのビジネススーツを探してみてください。

1935年創業の老舗ブランド「HANABISHI (花菱)」のオーダースーツは、完全国内縫製のイージーオーダーです。さまざまな体型の方に合わせた補正が可能で、熟練したプロフェッショナルフィッターが採寸し、あなたのご要望に合うフィットした1着をご提供いたします。初めてオーダースーツを作る方限定のお得なプランも実施しています。ぜひ、以下のリンクからチェックしてみてください。

西林 和之
Writer
西林 和之
株式会社花菱
2015年HANABISHIに入社。経営企画部を経て、現在はマーケティンググループ長として、販売の企画、コンテンツマーケティング等を担当。
2015年HANABISHIに入社。経営企画部を経て、現在はマーケティンググループ長として、販売の企画、コンテンツマーケティング等を担当。
人気記事
コラムカテゴリー
ご来店予約はこちらから 来店予約をする

関連記事 Related articles

新着記事 New articles

オーダースーツ専門店花菱
店舗一覧
Shop List

初回限定クーポン