ビジネスカジュアルとは?“シャツ”選び&着こなしのポイント

スーツの着こなし

2023.6.19

ビジネスカジュアルの男性たち

オフィスにおける服装が多様化したことで、ビジネスカジュアルを推奨する企業も増えてきています。しかし、いざビジネスカジュアルにシフトしようとしたとき、「どんなシャツを選ぶべきなのか分からない」という方もいるでしょう。とくに「ビジネス=上下が揃ったスーツがあたりまえ」という層のビジネスパーソンにとっては難関ともいえるかもしれません。

そこで今回は、ビジネスカジュアルの概要やシャツ選び・着こなしのポイントなどをご紹介します。ぜひ、ご参考にしてくださいね。

ビジネスカジュアルとは

ビジネスカジュアルは「上下が揃ったスーツよりも、もっとラフでくだけた感じの着こなし」を指します。とはいえ、ビジネスカジュアルには明確な定義は存在しません。

ポイントとなるのは「来客時や取引先への訪問の際に失礼にあたらないか」という点です。相手への敬意を示すためにジャケット(襟付きのトップス)を着るのが暗黙のルールなので、ビジネスカジュアルの最適解はジャケットにパンツを組み合わせた“ジャケパン”スタイルといえるでしょう。

他にも、「派手すぎない装い」や「清潔感」など、意識すべきポイントがあります。

よりカジュアルな装いはオフィスカジュアル

ビジネスカジュアルと似たような意味で使われる言葉に「オフィスカジュアル」があります。「スーツほどかしこまらないカジュアルなスタイル」という点ではビジネスカジュアルと意味はほぼ変わりませんが、オフィスカジュアルはビジネスカジュアルよりもよりラフで力の抜けたスタイルを指します。社内でデスクワークをするのに問題のない“きれいめな服装”=オフィスカジュアルと捉えると想像しやすいかもしれません。

ビジネスカジュアルのシャツ事情

白シャツとストライプシャツの写真

オフィスにおける服装にはシャツが必須です。こちらでは、ビジネスカジュアルでもマストアイテムであるシャツについてご紹介します。

シャツのカジュアル指数

そもそも、デザインによってシャツのカジュアル度は変わります。

ドレスシャツ < カジュアルシャツ < ビズポロ(台襟のあるポロシャツ) < ポロシャツ

最もカジュアル度が低い(フォーマル度が高い)ものがドレスシャツで、右にいくほどカジュアル度は高くなります。

ドレスシャツとカジュアルシャツなら、どちらを選ぶべき?

では、ビジネスカジュアルにマッチするシャツを選ぼうと思ったとき、ドレスシャツとカジュアルシャツではどちらが適しているのでしょうか。 ビジネスシャツとカジュアルシャツの違いを下記にてご紹介しているので、ぜひご覧ください。

ドレスシャツ

ドレスシャツは、ビジネスシーンやフォーマルシーンで着用するシャツです。もともとは礼装用のシャツとして使用されていますが、堅苦しくない場面で着用しても問題はありません。むしろ、おしゃれ着として着用できるドレスシャツも登場しているため、ビジネスカジュアルとも相性は良いです。 ドレスシャツはカジュアルシャツに比べて襟が固く、かっちりした印象を与えます。また、ジャケットを羽織ればスーツのようなきちん感を演出できるため、社外の人と会う際にも重宝しますよ。

カジュアルシャツ

パンツから裾を出して着ることが多いカジュアルシャツは、ドレスシャツよりも丈が短く作られています。また、ドレスシャツよりも台襟が低い点もカジュアルシャツの特徴です。 台襟は襟の土台にあたる帯状の部分のことを指し、これがあることで襟がきれいに立ち、ネクタイを締めやすくなります。しかし、カジュアルシャツは着こなしの自由度が高く、ネクタイを締めないケースが多いです。そのため、台襟が低い、第一ボタンがない、襟がないなど、さまざまなデザインがあります。

ビジネスカジュアルに対応したシャツを選ぶポイント

シャツを着ている男性の写真

ビジネスカジュアルな着こなしでは、シャツ選びが重要です。下記にてシャツ選びのポイントをご紹介するので、ぜひご参考にしてください。

襟の形

ビジネスカジュアルでは、ノーネクタイが基本です。ネクタイをしなくても違和感のないシルエットのシャツを選ぶことが大切なので、台襟が低いものをチョイスしましょう。 また、ジャケットを着用したときに襟がはみ出さないよう、襟の形にも注目してシャツを選ぶことが重要です。ホリゾンタルやワイドカラー、ボタンダウンはジャケットを着用した際の襟の収まりが良いためおすすめです。

着丈

シャツの着丈は、パンツに入れても入れなくてもスタイリッシュに着こなせる長さを選びます。

例えば、ドレスシャツは裾をパンツに入れることを前提に作られています。着丈は長く、シャツの裾にはスペアボタンがつけられているケースもあるため、ビジネスカジュアルには不向きでしょう。一方、カジュアルシャツは着丈が短く、裾をパンツに入れると見栄えが悪くなるものもあります。

さまざまなシャツを見比べて、自分にちょうど良い着丈のシャツを見つけてみましょう。

サイズ感

スーツと同様に、シャツを選ぶ際にもサイズ感は重要です。シャツが大きすぎるとだらしない印象を与えてしまう他、ジャケットを着た際に生地がよれて不恰好になります。若々しいはつらつとした印象を与えたいなら、細身のシルエットがおすすめです。

シャツをカジュアルに着こなすためのコツ

ビジネスカジュアルでは、上下が揃ったスーツのようにかっちりとした着こなしは求められていません。だらしなく見えない程度に少しだけくだけた着こなしをして、さわやかさや軽快さをプラスすることが大切です。

こちらでは、シャツをカジュアルかつおしゃれに着こなすためのポイントを3つご紹介します。

やわらかい雰囲気になるよう意識する

のりの効いたパリッとして硬めのシャツは、カジュアルよりもフォーマルさが際立ちます。そういったシャツはできるだけ避けて、やわらかい雰囲気になるような素材のシャツを選んでみましょう。 例えば、リネンやオックスフォード生地で作られたシャツは光沢が少なく、カジュアルで優しい印象になります。また、くしゅっと軽めにシワ加工がされたシャツも、見た目の印象からナチュラルでやわらかい印象を与えるためおすすめです。

ボタンを開けて首元を見せる

次に、シャツのボタンを上から1つ、2つほど開けて首元を見せましょう。ノーネクタイが基本のビジネスカジュアルでは、シャツのボタンをきっちり閉める必要はありません。逆にきっちり閉めると首元が詰まってしまい、バランスが悪く見えてしまいます。 もちろんスタンドカラーのように上まで閉めないときれいに見えないシャツもあるため、全てのシャツに該当するわけではありませんが、襟つきのシャツを着用する際はボタンを開けて抜け感を作ることを意識してみてください。

あまり色を入れないようにコーディネートする

カジュアルさを意識するあまり、色を多用するのは得策とはいえません。カジュアルといってもビジネスシーンなので、あまり色を入れないようにコーディネートすることが大切です。 ジャケットやパンツも含めて、全身で2色から3色ほどにまとめると、すっきりとした着こなしになります。

まとめ

ビジネスカジュアルでは、シャツ選びや着こなしが重要になります。一般的なドレスシャツをビジネスカジュアルに転用するのは少々難しいため、ビジネスカジュアル用のシャツを新たに用意するのが おすすめです。

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西林 和之
Writer
西林 和之
株式会社花菱
2015年HANABISHIに入社。経営企画部を経て、現在はマーケティンググループ長として、販売の企画、コンテンツマーケティング等を担当。
2015年HANABISHIに入社。経営企画部を経て、現在はマーケティンググループ長として、販売の企画、コンテンツマーケティング等を担当。
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