成人式に着るスーツの値段・相場はどのくらい?選び方と着こなしのポイントを解説

スーツの着こなし

2022.12.12

電卓を見せるスーツ男性

人生の節目となる成人式に、スーツで参加するという方は多いでしょう。しかし、大人になりたての成人にとって、スーツはまだまだ着なれないものです。「どんなスーツを選べば良いの?」「格好良くてさまになる着こなし方が分からない」「いくらぐらいするの?」などとお悩みの方もいると思います。たった一度きりしかない、大人としての第一歩を踏み出す門出の日だからこそ、かっこよくスーツを着こなしたいものです。 そこで今回は、成人式用のスーツの値段・相場やスーツの選び方、着こなしのポイントやマナーについてご紹介します。これから成人式を控えているという方は、ぜひご参考にしてください。

成人式用スーツの値段・相場

成人式で着用するスーツの相場は、既製品だと3万円〜5万円、オーダースーツだと10万円ほどです。もちろん既製品もブランドによって値段は変わりますし、オーダースーツも仕立て方によって値段に差があります。

「1回しか着ないからなるべく安く抑えたい」という方もいるかもしれませんが、スーツはデザイン次第では何度でも着回せます。就職活動中や就職後も着用可能なので、ちょっとだけ背伸びした価格帯でスーツを用意するのも賢い選択といえるでしょう。

成人式に着るスーツの選び方

成人式に着用するスーツを選ぶ際は、下記のポイントに留意しましょう。

サイズ感

スーツ選びでは、サイズ感が重要です。確認すべきポイントは複数あるため、試着しながら一か所ずつチェックしましょう。試着の際は、シャツを着ることをおすすめします。袖丈の長さがちょうど良いかどうか分かりやすいですし、ジャケットを羽織ったときのフィット感を確認しやすくなります。 また、スーツ選びには第三者がいたほうがサイズ感の確認がしやすいです。後ろ姿は自分では確認しづらいので、家族や友人、スーツ販売員の方に協力してもらいましょう。

スーツの確認ポイント
正面Vゾーンボタンを留めたとき、ラペル(ジャケットの下襟)が浮いていないかどうかを確認します。
袖丈ジャケットの袖口からシャツが1cm〜1.5cmほど出ているかどうかを確認します。
後ろ姿肩幅自分の肩とジャケットの肩山が合っているかを確認します。ジャケットの肩先に、軽くつまめるゆとりがあれば問題ありません。
着丈ヒップが隠れる程度の長さが基本です。細身で都会的なスーツが好ましいなら、少し短い着丈のものを選びましょう。
裾丈ハーフクッション(※1)からノークッション(※2)の長さがおすすめ。短すぎるとカジュアルな印象が強くなりますが、一方で脚長効果が期待できます。

※1:たわみが出ない程度にスラックスの裾が靴に触れている状態のこと。
※2:スラックスの裾が靴の甲の部分にあたらない状態のこと。最も裾が短い。

パンツの見え方

パンツ(スラックス)の見え方によって、スーツの印象はガラッと変わります。例えば、ストレートタイプのパンツは万能型です。成人式などの式典はもちろん、ビジネスシーンにもプライベートにも役立ちます。1本持っておくと重宝するため、成人式後もスーツを着用する機会が多いという方はストレートタイプが良いでしょう。また、テーパードタイプのパンツは足元にかけて細くなっていくため、すらっとした脚長効果が期待できます。これらを念頭に置き、パンツの見え方にも注目してスーツを選んでみてください。

ネクタイにこだわる

ネクタイは、スーツスタイルをおしゃれに格好良く見せるアイテムです。しかし、スーツの色と合わない色を選ぶと、たちまち全体の雰囲気が崩れてしまいます。トータルバランスを見ながら、自分に合うもの、スーツに合うものを選びましょう。 また、ネクタイは長さと幅も重要なポイントです。ネクタイの長さはパンツのベルトにかかるほど、幅はジャケットの襟幅と同程度が良いでしょう。色柄も重要ですが、長さと幅にも注目してみてください。

各アイテムの色の選び方

こちらでは、「スーツ」「シャツ」「ネクタイ」の色の選び方についてご紹介します。

スーツ

スーツを選ぶ際は、ネイビーやグレーといったダークカラーのものを選びましょう。色の濃度で印象が異なり、明るいとカジュアル寄りに、暗いとフォーマル寄りになります。

成人式は式典なのでフォーマルな装いを意識したほうが良いですが、地域によって成人式の在り方は異なるため、どちらも考慮した上で色の濃さを選びましょう。

シャツ

シャツは、清潔感のある白の無地がおすすめです。爽やかで誠実さを感じさせる色なので、見る人に好印象を与えられるでしょう。どんなスーツやネクタイにも合わせやすいので、成人式はもちろん就職活動などにも使えます。

また、サックスブルーのような薄い青色も成人式の雰囲気にぴったりです。白と同様、こちらもどの色のスーツにも合わせやすく重宝します。白シャツよりも遊びが感じられるため、若々しい印象をプラスしたい方にもおすすめです。

ほかにも、薄いピンクのシャツはフレッシュさとかわいらしさを演出できます。ダークカラーのスーツに合わせると適度に華やかさをプラスしてくれるため、成人式にもぴったりです。

ネクタイ

ネクタイの色柄に、これといった決まりはありません。奇抜すぎず、スーツの雰囲気に合うものなら好みのネクタイを選んでも問題ないでしょう。

例えば、ネイビースーツには何色のネクタイでも合いますが、上品で知的な印象を与えたいなら同系色のネクタイがおすすめです。シルクのようにツヤ感のある素材のネクタイを選ぶことで、フォーマルな式典にふさわしい華やかさや高級感をプラスできます。

また、重い印象になりやすいブラックスーツに合わせるなら、明るめの色や柄ありのネクタイを選ぶと良いでしょう。ネクタイ全体が明るめの色ではなくても、赤やオレンジ、黄色などの明るい色がポイントで入っていれば、彩りがプラスされて生き生きとした印象になります。

グレースーツは落ち着きのある雰囲気がありますが、地味にまとめると老けて見られがちです。しかし、ネクタイの色柄や質感などにこだわることで、若々しくて明るい雰囲気になります。グレーと相性が良いピンクや薄い紫色(ラベンダー色)がおすすめで、ストライプやチェック、小紋など柄入りのネクタイもおしゃれに仕上がります。

スーツを着こなす際のポイント・マナー

こちらでは、スーツをおしゃれに格好良く着こなすためのポイント・マナーをご紹介します。

一番下のボタンを開ける

スーツ着用時、ジャケットとベストの一番下のボタンを開けるのがマナーです。ただし、座るときはジャケットのみボタンを全部外します。どちらもスーツのシルエットを崩さないために重要なマナーなので、自然にできるように心掛けましょう。

ジャケットのポケットに物を入れない

ジャケットのポケットに、財布やスマートフォンなどを入れる方は少なくありません。ポケットがあると活用したくなりますが、ポケットに物を入れると膨らみが目立ち、しわができやすくなります。シルエットが崩れる原因になるため、ジャケットのポケットには物を入れず、荷物を持ち歩く際はバッグを活用しましょう。

屋内ではフラップをしまう

フラップとは、ジャケットの腰部分にあるポケットのふたのことです。雨よけやホコリよけの役割があり、屋内にいるときはフラップをしまい、屋外にいるときはフラップを出すのがマナーとされています。しかし、いまではフラップはデザインの一部として扱われていることが多く、フラップは出したままでも良いとされています。昔のようにフラップの出し入れがルール化されているわけではありませんが、最低限のマナーとして両方のフラップの出し入れは統一するように注意しましょう。

まとめ

成人式のスーツの色柄に決まった規定はありませんが、洗練された大人の装いを目指すならスーツやシャツ、ネクタイ選びのポイントをきちんと押さえておくことが大切です。とくに、スーツを選ぶ上で最も重要なのはサイズ感なので、自分の体型にぴったりのスーツを探しましょう。既製品で見つからなければオーダースーツという手もあります。既製品のスーツとあまり変わらない値段で仕立てられるものもあるため、成人式を彩る晴れの装いに、ぜひオーダースーツを検討してみてはいかがでしょうか。

1935年創業の老舗ブランド「HANABISHI (花菱)」のオーダースーツは、完全国内縫製のイージーオーダーです。さまざまな体型の方に合わせた補正が可能で、熟練したプロフェッショナルフィッターが採寸し、あなたのご要望に合うフィットした1着をご提供いたします。初めてオーダースーツを作る方限定のお得なプランも実施しています。ぜひ、以下のリンクからチェックしてみてください。

西林 和之
Writer
西林 和之
株式会社花菱
2015年HANABISHIに入社。経営企画部を経て、現在はマーケティンググループ長として、販売の企画、コンテンツマーケティング等を担当。
2015年HANABISHIに入社。経営企画部を経て、現在はマーケティンググループ長として、販売の企画、コンテンツマーケティング等を担当。
人気記事
コラムカテゴリー
ご来店予約はこちらから 来店予約をする

関連記事 Related articles

新着記事 New articles

オーダースーツ専門店花菱
店舗一覧
Shop List

初回限定クーポン