夏だからこそ!あると大活躍の一着! 快適サマージャケットで、ビジネスもプライベートもおしゃれ度アップ!!

スーツの着こなし

2019.5.13

リネン

夏だからこそ!あると大活躍の一着! 快適サマージャケットで、ビジネスもプライベートもおしゃれ度アップ!!

年々、暑い季節の到来が早くなっている気がしませんか?

今年も、4月は平均気温が平年より高く、5月から7月の長期予測でも平年より高めの傾向という気象庁の発表がありました。
しかし、ビジネスシーンにおいて、取引先との打ち合わせや会議など、暑くてもジャケットを着るシーンが必ずあるはずです。そんな時、軽量&清涼で、シワを気にしなくていい、オシャレなサマージャケットが1枚あると大活躍します。

今回は、夏本番に向けて、快適でかつおしゃれに見せるジャケットについてご紹介します。

知っていますか?スーツの上着とジャケットの違い

ジャケット

着丈

まずは着丈です。
スーツの着丈は、トレンドによって若干の違いはありますが、標準的にはお尻が隠れるくらいがベストと言われています。数年前までは、短い着丈がトレンドとなりましたが、近年のクラシックブームにより着丈も長めになってきました。これは、上下同素材のため、シルエットを全体的に縦長に見せ、スタイルを良く見せる効果があります。

それに対しジャケットは、少々短めが標準です。これは、ジャケットとパンツの組み合わせは、スーツよりも若干カジュアルな印象で着こなすからで、上下異素材で色も違うコーディネートが多いため、足を長く見せる効果も期待できます。

ポケット

次に、ポケットの形状です。
スーツの多くは、両玉縁の切れ込みの入ったポケットにフラップがついたものが主流となっているのに対し、ジャケットはパッチポケットと言われるアウトポケットが主流となっています。
これは、ジャケットスタイルをドレスダウンしてカジュアルに見せる効果があり、より軽快な印象を与えます。

その他にも、襟元のステッチを強調するために5㎜から7㎜ほど内側に入れたり、袖付けがシャツのような付け方になっていたり、よりカジュアルに見せる仕様も多くあります。

ポケットの形状

スーツとは違う!ジャケットに最適な素材とは

スーツの上着とは違うジャケットを仕立てる際の重要なポイントの一つとして素材選びがあります。
説明した通り、ジャケットはスーツを少しカジュアルダウンしたものですが、素材感によって印象が大きく変わります。特にクールビズが推奨されて以降、紺無地ジャケットが流行し、さまざまな素材感の商品が店頭に並んでいます。皆さんのクローゼットにも1枚はあるのではないでしょうか?

なぜ紺無地ジャケットが流行したのか?

①ビジネスでもきちんとした印象を与えることができる。
②どんなスタイルでもコーディネートしやすい。
③暑い夏でも清潔感があり好印象である。
という理由が挙げられます。

特にビジネスで使用することが多く、「通勤はシャツやポロシャツだけど、会社に一着用意しておくことにより、取引先の急な来客や訪問、少しかしこまった社内プレゼンなどでも困らない」という方も多くいらっしゃる様です。
それに合わせるように、アパレル各社も様々な紺無地ジャケットを店頭展開するようになり、単にスーツの上着を着ている印象を与えないように素材に工夫をするようになりました。
例えば、「ストレッチ性に優れたニット素材」や「通勤、出張など持ち歩いてもシワになりにくい素材」、「メッシュ構造で通気性良く夏に最適な素材」など多種多様な素材で差別化を図ってきました。

紺無地ジャケット

一方、インポートを主力とした百貨店やセレクトショップのテーラード売り場がジャケット&スラックス(通称ジャケスラ)のコーディネートを打ち出し、チェック柄を中心とした柄物のジャケットと無地スラックスのコーディネートがトレンドとなりました。

特にイタリアのインポートブランドが、スーツの着用機会の減った市場に対し、少しドレスダウンしたジャケスラスタイルを打ち出し、日本市場でも大きなトレンドとして広まっていきました。
このスタイルでも素材にこだわりがあり、ウールだけではなくシルクや麻、綿などを混紡した素材が多く、華やかな印象のジャケットが中心となっています。

ジャケット

そして、暑い夏に着用するジャケットは、素材感も大切です。 一般的に夏のウール素材として有名なのは、平織りのトロピカルと呼ばれる素材ですが、これはスーツによく使われる素材のため、少しきちんとしたい印象のジャケットにおすすめです。

無地では“ホップサック”や“フレスコ”といった表面感のある素材がおすすめです。
この二つの生地は、メッシュ状の透け感があり、少しザラっとしたドライタッチの表面感が特徴です。
どちらとも強撚糸を使用しており、シワになりにくいのもビジネス向きと言えます。

フレスコは、2プライや3プライといわれる複数の糸を撚り合わせて作られており、少し硬めの印象です。
ホップサックは、読んで字のごとくビールを作る原料でもあるホップを運ぶ袋の麻の生地が元になっており、メッシュ状で通気性が良いのが特徴です。

ホップサック、フレスコ

柄物では、リネン(麻)を混紡した素材が人気です。
リネン素材は「シワになりやすい」ことからビジネスでは敬遠されがちな素材ですが、ウールやシルク、最近ではポリエステルなどと混紡することによりシワを軽減し、なおかつリネンの持つ肌触りを体感できる生地が増えてきました。

イタリアの生地メーカーでは古くから三者混の生地は有名で、ウール100%より清涼感があることから、リネンを混紡した生地は人気がありました。
混紡する素材の配合により、シルクが多いと光沢感が出たり、リネンが多いと通気性や清涼感が増すなど様々な表情を作りやすいのが、この素材の特徴といえます。
しかし、リネン100%よりもシワになりにくいですが、どうしてもシワは多くなります。しかしリネンは古くからシワを楽しむ素材といわれていますので、シワになることを恐れず、上品に着こなすことが大切となります。

リネン

HANABISHIおすすめのジャケット生地

HANABISHIも夏におすすめのジャケット素材を多く取り揃えています。
その中でも特におすすめなのが「COLCHIS(コルキス)」のジャケットコレクションです。
2019春夏は、リネン混紡の素材で、イタリアのインポート素材にも負けない柄や存在感があります。

COLCHIS(コルキス)
ジャケット価格 ¥49,000(税込)〜

日本が誇る毛織物産地「尾州」の古い低速織機「ションヘル織機」で織られた希少性の高い生地です。 高速織機で大量生産される生地とは違い、ゆっくりと時間をかけて織りあげられる生地は、一味も二味も違う風合いを実現しています。
今シーズンは、リネンをブレンドした三者混や四者混の素材をチョイスしました。柄も大柄のチェックや、太目のストライプなどトレンドを意識した生地を多くセレクトしています。
無地も、コットンとリネンをブレンドしネップを表現したり、リネン特有のムラのある仕上がりにしたりと、表情豊かな生地を取り揃えています。

コルキス

HOPSACK(ホップサック)
ジャケット価格 ¥49,000(税込)〜

そしてもう一つは「ホップサック」です。
この夏は、ベーシックな無地3色での展開です。

毎年メッシュ状のホップサック生地は夏の定番として人気です。
この夏は、国産ウール100%で、ストレッチの機能を持った素材をチョイスしました。
かご状でザラっとしたドライな表面感は、夏のビジネスシーンをさわやかにしてくれること間違いなしです。
ビールの原料でもあるホップを入れた麻袋が元となっていると聞くと、仕事終わりにビールを一杯!なんて気分にさせる一着です。

ホップサック

無地ジャケットにおすすめ! 今シーズンもトレンドの紺ブレでコーディネート力をアップ!

紺ブレを着た男女

誰でも一枚はワードローブにあると思われる「紺無地ジャケット」、カジュアルにも使えるジャージ素材の紺無地ジャケットを着まわしている方も多いと思います。
昨年の秋もトレンドだったアイビールックは、この春夏も継続してトレンドとなっています。
そこで今シーズンは、少しクラシックな紺ブレを一着追加してはいかがでしょうか?
アイビールックは、アメリカのアイビーリーグのファッションを真似して流行したスタイルです。
1960年代に高度経済成長期真っただ中の日本でも、爆発的な人気となり、その中心でもある紺ブレは時代とともに形を変えながら、根強い人気を誇っています。
昨年くらいから、イタリアンシルエットを取り入れ、メタルボタンを付けた新しい解釈の紺ブレがトレンドとなりました。
今シーズンも、トレンドは継続しており、グレーのスラックスはもちろん、チノパンやデニムなどのパンツとの相性も抜群なため、クールビズ期間中でもコーディネートしやすいジャケットとして活躍すること間違いなしです。

アイビールックの代表的なアイテムの一つに、ボタンダウンシャツがあります。
クールビズ期間中に、ボタンダウンシャツを愛用している方も多いのではないでしょうか。
シルエットを一新した紺ブレと、ボタンダウンシャツで、新しいアイビールックにチャレンジしてみるのもいいでしょう。

ジャケットだけじゃない! 夏のスーツスタイルは、涼感メイドとスペアパンツで!

クールビズだからといってもスーツを着用しなければならないときが必ずあると思います。
そんなとき、HANABISHIでは盛夏向けの仕立てとして「涼感メイド」を準備しています。
軽量化し通気性を良くした副資材(芯地や肩パッド)を使用し、裏地にはメッシュ素材を採用した仕立てで、パンツのポケットの袋地までメッシュになっています。 薄手の夏用生地とセットで仕立てることにより、暑い夏を快適に過ごすスーツとなります。
無地素材をチョイスすれば、上着がいらないときは単品のスラックスとして着用できます。

しかし、洋服は驚くほど汗を吸い取ります。汗の成分は、生地の網目に残り固まってしまいます。特にパンツの股の部分は、歩くたびに摩擦されますので生地は当然弱くなります。
たびたびクリーニングに出すことも出来ず、たまにクリーニングに出して戻ってくると、股の部分が薄くなっているということが起きた方も少なくないでしょう。

スペアパンツ

そこで、春夏につくるスーツこそスペアパンツをつくることをおススメします。
既製スーツでは、同じパンツが2本のツーパンツスーツが人気ですが、オーダーでつくる場合には、まったく別のディテールでつくることが可能です。1本目はトレンドのタック入りで、2本目はスッキリとしたノータックなど、ディテールを変えてつくることで、コーディネートの幅も広がります。
さらに、パンツの劣化を抑えることができるので、スーツの寿命も長くなります。
春夏はぜひ、スペアパンツ付きのスーツを試してみてください。

そしてパンツにはもう一つ加工を加えることをおススメします。
それは“シロセット加工”です。
特に梅雨時期や夏場は、雨や汗でパンツのクリース(折り目)が消えてしまうことがあります。
これでは、だらしない印象を与えてしまうだけでなく、アイロンの手間も増えます。

そのクリースラインを薬品加工で消えづらくするのが“シロセット加工”です。毎日、折り目キレイなスラックスを穿くことで清潔感が急上昇します。
ジャケットを着ないクールビズこそ、清潔感あるスラックスを着用するのが大切です。

パーマネント加工

クールビズはシャツが主役!

シャツ

ここまで、クールビズ期間中のジャケットスタイルについてご説明してきましたが、やはりこの時期重要なのはシャツです。 通勤やオフィスでもシャツ一枚で過ごすことが多いシーズンですので、清潔感はもちろんおしゃれに見せることも重要です。

シャツはもともと下着の役割で生まれました。下着ですから当然のように華美な装飾などなく、ボタン自体も隠してあるものが普通でした。
今でも半袖のワイシャツは日本特有のもので、海外では真夏も長袖のシャツを着用している方が多いです。

クールビズが広まり、日本では半袖ワイシャツが夏の定番となっていますが、スーパークールビズがスタートしてから台襟のついたポロシャツなどがトレンドとなり、近年はカットソー地のシャツが定番化してきています。
そこで、シャツスタイルをおしゃれに見せるコツとして、布帛の長袖シャツをロールアップして着こなしてはいかがでしょうか?
半袖は、ポロシャツやカットソーに任せ、布帛のシャツは長袖を着る。
ジャケットを着る際に、袖口からシャツが出ていないと清潔感が薄れ、印象が悪くなります。
そして少し無造作にロールアップした袖口は、おしゃれ感もアップします。
HANABISHIでは、暑い夏に向けて「アイスコットン」という接触冷感や、クールマックスに代表される吸湿速乾性に優れた素材など、機能素材のシャツ生地を多く取り揃えています。

夏は薄着になる季節です。
スーツやジャケットはもちろんですが、シャツやスラックスのウエストなど、普段はあまり見せない部分を見せる季節になります。
シャツは大きすぎても小さすぎてもカッコよく見えません。適度なゆとりが必要だからこそサイズ感が重要となります。
スラックスは、普段シルエットや長さに気が行ってしまいますが、ウエスト回りが重要です。小さくてポケットが開いてしまったり、大きくてベルトで調節するため偏ったシワが多かったりしてしまうと、見栄えが悪くなり印象も悪くなってしまいます。

HANABISHIでは、用途や好みをしっかりヒアリングさせていただき、お客様に最適な一着を提案するフィッターが多数在籍しています。
クールビズで薄着になる季節こそ、フィッターと一緒に、快適で清潔感とおしゃれ感がある、あなただけの一着をオーダーしてみませんか?

1935年創業の老舗ブランド「HANABISHI (花菱)」のオーダースーツは、完全国内縫製のイージーオーダーです。さまざまな体型の方に合わせた補正が可能で、熟練したプロフェッショナルフィッターが採寸し、あなたのご要望に合うフィットした1着をご提供いたします。初めてオーダースーツを作る方限定のお得なプランも実施しています。ぜひ、以下のリンクからチェックしてみてください。

西林 和之
Writer
西林 和之
株式会社花菱
2015年HANABISHIに入社。経営企画部を経て、現在はマーケティンググループ長として、販売の企画、コンテンツマーケティング等を担当。
2015年HANABISHIに入社。経営企画部を経て、現在はマーケティンググループ長として、販売の企画、コンテンツマーケティング等を担当。
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